Maps of the Psyche 精神の地図

ユング心理学や宗教学、向精神物質など様々なアプローチで精神を探求します。 当ブログは違法薬物や、あらゆる向精神物質の所持、使用を勧めるものではありません。

カテゴリ: 思想/哲学/心理学

 今回は、前回の記事で軽く紹介したユングの「自我と無意識」(松代洋一・渡辺学訳)の内容に深く踏み込んでいきます。   この本はご自分でお読みになられることを強くおすすめします。が、この記事は、読まない人のためのダイジェストとして、そして読もうと考える人のた ... もっと読む

サイケデリックスの危険性 私は昔は、サイケデリックスがいかに安全かだけをテーマにしたような記事も書いてきましたか、ここ数年の間に大きく考えが変わりまして、今ではそうは思いません。 危険性とはそもそもなんでしょう?危険性にもいろいろな観点があります。ただ死 ... もっと読む

 私が読んだインド系ー仏教系の本の中で特におすすめしたいものを紹介・レビューします。 また経典類も読んだものから紹介していこうと思います。  インド思想史(J.ゴンダ、岩波文庫) 訳書なので少々読みにくくはある。眠気との戦いになる箇所もないではないが、イン ... もっと読む

 以前エゴデスに関する記事を書きました。そちらの記事も加筆編集を加えて来ましたが、それでもエゴデスを完全に記述しているとは思えないでおりました。もっとうまく説明出来ないだろうかと考えて来ました。 今回は、より完全なエゴデスの記述をするべく記事をおこします ... もっと読む

  この記事のテーマ 1ー「戦争経験について」では、戦闘経験が一種のエゴデスのような体験であることを論じます。 2ー「戦場から帰ることについて」では、退役軍人のPTSDが実は戦闘そのものではなく、帰っていく社会が原因であるという説に言及し、そこからトリップも帰っ ... もっと読む

  深層心理学のすすめ フロイトの「精神分析入門」序論 ・・『みなさんは心理学的な思考法に慣れておらず、その種の考え方を不審の目で眺め、その科学性を認めず、それを非専門家、詩人、哲学者および神秘家に委ねるというのがみなさんの習慣になってしまっているのです」 ... もっと読む

 私の思想が濃縮された雑文集です。以前の私の、サイケデリックスへのかなり肯定的な立場から一転して、やや否定的な立場を取っている事が垣間見えると思います。 理論と実践 悟りや神秘にふれる事を目指す神秘思想は、理論と実践に分けられる。 理論とはどうやって、何 ... もっと読む

 今回のテーマは端的にいうと「人はどう変わるのか」についてです。    変容の概念 精神「変容」という言葉は大きく二つの意味があると思うので、それを混同させないようにまずはっきりさせておこう。 一つはalteration(変化、改変)、もう一つはtranceformation(変 ... もっと読む

 何を悟るのか? 悟りという言葉が何を指すのかは、はっきり言ってかなり曖昧かと思います。その人の持っている個人的な哲学、または宗教思想によって、到達が目指される領域や、到達出来る境地が微妙に違うように思います。まず悟りの体験を意味する名称がたくさんあるの ... もっと読む

 ユングによる四機能説 について 意識は、感覚、直感、思考、感情の四つの機能から出来ているという考え方が出来る。 各機能についてまず定義していきます。 感覚  これは四機能のうち最も原始的なものです。視覚や聴覚、触覚などからインプットされる感覚である。 五 ... もっと読む

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