この記事は違法薬物の所持使用を勧めるものではありません。
危険物質の害を知ってもらうために書きました。決して文中の行為を真似しないで下さい。






これは割と初期のトリップレポートなので、そこまで哲学的な事は書いてませんが、それぞれ特徴があると思うので、残しておきます。


公園トリップ(al‐lad 150μg)

 某でかい公園でトリップ。初めて自然の中のトリップです。
 久しぶりだったので、1ヒットってここまで強いっけ?!って思いました。
 自転車で公園へ向かいながら少しずつ効き始めてきました。色が少し鮮やかになり、景色がハッキリしてきます。
 この日見た雲はとにかく凄かったですね。なかなかな景色に恵まれました。とにかく雲が美しいです。あれはシラフでみても相当美しかったでしょうね。
 しかしクソガキどものおかげでややバッドトリップになります。あまり楽しいトリップではありませんでした。
まず公園について、トイレです。サイケが効き始めると大便がドバドバ出ます(笑い)これは僕だけでは無いようです。
 トイレに入るとき、なんか不安になって景色が揺れるような感じがします。バッドトリップの入り口です。個室に入ると、外に誰かいないか、みたいな不安に襲われます。が、大したものではないです。普通は、大丈夫だ安全だと自分に言い聞かせればすぐ収まる程度のものですね。まあ分かるでしょう。
それでもバッドの入り口付近を一瞬うろつくだけで、その後少しダウンが続くものです。感情管理はしっかりしなければなりません。
 さてこの公園、広いところで、森のようなものがあるんですが、そこで神秘☆体験しようかと思ってた所、全然神秘的じゃありませんでした(笑)たぶん植林の林で、木が細く、地面も汚く、単に見た目が美しくなかったからだと思いますが、大体シラフの時にこういう体験をしよう!と言う期待をしてもそれは起きません。絶対シラフで思いつくものと別のベクトルの事が起きますからね。
 その後自転車に乗ってると、クソガキどもが前方から現れました。なぜこいつらが今日現れたのかは全然意味が分かりません。この公園には何度も来てるのになぜよりによって今日なのか?
 頭の悪そうな自転車に乗った高校生の群れ5,6人がおり、そのうち一人がもう一人に、前方にいる私に向かってあのおっさん何々みたいな顔をしている、みたいなことを言ってます。これは被害妄想や幻聴でなく、確実に言われました。確実です(重要)
 当時21の自分がおっさん呼ばわりされると相当むかつきます。バイトが休みなので一日髭を剃ってなかったのはありますが、老け面なわけでもねえし、おっさんはないでしょう。
 普通の頭をしていればクソガキなど当然無視していたでしょうけど、幻覚剤の影響下にあり感情変化が強化されている私の脳はとにかくキレて、判断力も鈍っていたのでそいつに中指を立てました。トリップ中言葉を考えるのは少し難しいので速攻で怒りを表す動作ということで中指です(笑)
 で、ガキどもはビビったのかミュートしたかのように全員何も黙して通り過ぎました。が、
自分は大問題です。不快の波が押し寄せてきます。知らない人間からヘイトを食らったという事実がかなり心臓に来ます。世界はヘイトだらけだという感じがします。恐ろしく楽しくないです。他人と衝突するのはトリップ中には絶対したくないことの1つですよ。
 振り向くのも嫌なほど気まずく、ガキどもから離れるためそのまま公園の外周の川の回りを自転車で回ってました。かなり広くほぼ誰もいません。
 地面に模様が浮かび、草は規則的で、空の色は編集ソフトでリアルタイムにいじられてるかのように色がシフトしたり、雲をしばらく眺めると少しずつ動き出し、かなりCGみたいになったり、面白いです。が、面白くありません。
 気分のローが全く取れません。最悪です。
 少したって、気分がマシになったかなという頃、公園に戻ったんですが、そうすると前方から自転車に乗ったガキ5,6人組が来てます。奴らの顔は見てないので同じ奴らだとは思わなかったんですが、同じ奴らだったようで、通りすがりざまに一人が悪口を言いました。通り過ぎるときにしか言えないあたり雑魚ですね(笑)
 どうしたものか。せっかく気分がよくなりかけていたのにまたこれです。止まりました。振り返りました。クソガキどもも離れたところから何人か振り返っています。なんて幼稚なんだろう。かまってられん。
ひどい社会だ。ひどい宇宙だ。ひどい人が他人にひどいことをする世界だ。中々耐え難い。
どんなに努力しても外には常に幼稚な人、無関心な人、無条件にヘイトを振りまく人がいる。そういう風にしか感ぜられません。
 その後人がいるたびにその人からヘイトを受けるんじゃないかという気がしてまったくクソほども楽しくないトリップでした。人目をさけて動き回る。全然面白くない。まずこの公園シラフの時でも、人がいるのあまり好きじゃないんですよね。横になって音楽を聞きながら景色を眺めたりしたかったんですが、人目を出来るだけ避けようと移動ばっかりしてました。しかし移動ばっかしてるとかえって怪しまれそうなのでちょっと見られてることを諦めて妥協して草で横になりました。うーむ。もっと早い段階でいい気分で横になれたらかなりいい日だったろうに残念。
 景色は凄かったです。その日の夕日はとにかく素晴らしかった。最高レベルです。が、気分的には全然よくないので景色もぶち壊しです。
 ちょうど日が沈むころピークが終わるよう設計しといたので日が沈んだ後帰りましたが、とにかく悪いトリップでした。




海トリップ(eth-lad 200μg)

 海トリップはずっとやってみたかったものなのでついにその日行きました。
が、ethladをかなり甘く見てました。2ヒットが、予想より全然強い。
 自転車で海に向かっているときに研究誤飲したんですが、効き始めがけっこう早く、頭がイキはじめて、困りました。海にたどり着けるか分かりません。これは正直冗談じゃないです。ちょっと怖いです。
 効き始めのころに例の呼吸困難と吐き気がありました。3ヒットをやった時のにくらべると全然マイルドですけど、それでも不快です。死ぬという思い込みはそこから始まるんだと思います。特に呼吸困難から。
 一度小便をするために自転車を降りたんですが、ガツンと効き始めて、距離感がぐわーん、です。
巨人になったような感じがします。でも、気分は不安がたまっているのであまり面白いと思えません。
 急いで海へ行かねば、安全圏へ行かねば、といった感じに自転車に乗りました。
 そこで恐怖が始まります。恐ろしいデジャヴ。前方の景色に見覚えがあります。あまりにデジャヴが強すぎて体に冷たい電撃が走りました。はぁ?!と声を出しましたね。その後手元、足元、と目線を動かし、今見えるものは初めて見るにも関わらず何故か全部覚えています。詳細に記憶があり、この次に死があることを思い出しました。
 この次に死があることを思い出しましたって・・どんな文だよ!って思うかもしれませんが、文字通りです。私は主観的にそう感じたんです。
 しばらく前のバッドトリップ、死のトリップの記憶が急に思い出されました。同じ分子ethladをとって、脳の同じニューロンが発火されたのか、急に思い出したんです。あのバッドトリップのことは大部分記憶が欠落していたのですが、この瞬間欠落している部分がポッと戻ってきたかのようです。同じ精神状態が始まったと言いましょうか。やばい。同じデストリップは何としてでも、何としてでも避けなければ!あの時と同じ地獄の入り口にまた立たされています。また引きずり込まれようとしています。あれだけは絶対にいやだ。この宇宙のすべてのものであれが一番怖い。あれほど恐ろしいものはない。
 パニックし始めています。郊外の道路で、歩行者はおらず、畑っぽいエリアで、車がまばらに通り過ぎるくらいです。
時計を見ようとしましたが、やめました。時間を見てもバッドは去らない。考えるな!メモ帳を出して、死ななくていい、とか二度とやるなとか書いたようですが、余計な思考を呼ぶのでメモ帳はとっととしまうのが最善でした。
・メモの補足、「死ななくてもいい」、って言うのは何か?と言うと、死ぬと思い込み始めると、死ななくていい(というか死なない)事に気付きにくく、気がついた時すごい発見に思えるのである(笑い)
また、「二度とやるな」、これはカムアップ不安(効き始めの不安副作用)が強烈な時、強い後悔を感じ、この恐怖を二度と感じたくないので未来の自分への警告としてメモしてしまう。が、あまりわざとらしく怖い事を認めると、逆に怖くなるというのもあるので、そういうメモをやめたのは、いいアイデアだったとは思う。でも、人によっては、それだけで辞める理由になるかも。
 しかし今回は少し優位にあるように感じました。面白い話です。前のバッドは、あの地獄について理解がなかったから起きたといえます。しかし今回は、その地獄から抵抗する方法が分かったというか、同じ手にはかからないぞ、と気を引き締めれたようです。これは面白いですね。同じ騙され方はしないぞ。まだ怖いっちゃ怖いんですけど。
 歌いながら自転車を進めることにしました。
 私の尊敬するサイケデリクス研究者テレンス=マケナは、バッドトリップから抜け出す方法は歌うこと、と言っていたので、実践してみると、予想以上に効果がありました。
 すぐ気分がよくなる訳ではありませんが、少なくとも悪化は免れます。バッドトリップは、恐ろしいことを考え、そっちに思考を支配されることで起きるので、別のことをして別のことを考えれば抜け出せるんですが、問題はそれがすごく難しいんです。音楽を聴いてもそう簡単に考え事は止まりませんし、散歩をしても同じです。が、歌う場合はどうでしょう。ハッキリ言って、歌いながら考えごとって、出来ないんですよ。だから思考の方向性の主導権を得られるんです。
 私は普段全く何も歌わないので歌を知りません。ので何を歌うか思いつきません。なんでもいいらしいので、とにかく何かをひねり出しました。coldplayの lowという曲でした。長い間聞いてないうえ、歌詞も全然知りませんが、サビの I feel low~ってとこだけ思い出せたので、腹から声を出してその部分を繰り返し念じてました。歌う内容が現状と一致してます(笑)
 しばらく進んで、道路工事しているところがありましたが、もう頭が飛んでるので、交通整備している人が本当にいるのかどうかよく分かりませんでした。二度、三度見してやっと、本当に人がいる、と分かる感じです。少し現実から乖離してる感じです。 その後地道に自転車で進みます。体中に刃が当たってるような感じがします。刃というか、しびれと言うか。前回のバッドはこの感覚が首を切られる妄想とリンクしていたようですが、今回はもっと強く全身にあります。指先などは敏感が行き過ぎて、カバンに手を入れるたりすと色んなものが刺さるような気持ち悪い感じがします。しかし自分から感じに行こうとしてカバンに手を入れても、なりません(笑)気持ちが用意してないときにだけ来るようで。
 地面には変な映像みたいなのが投影されてる感じがしたりしなかったり。面白いことに家族のイメージが。これは前回もなんですが、家族の写真のようなものが地面や目の前に写っているような感じがして、そこから家族のことを考えたり。
 海になかなかつけません。バッドにならないように必死に感情管理です。大変ですよ。ottのアルバムskylonの曲は明るく、生命力にあふれ、一時的に気分を高揚させたりバッドを遠ざけたりするのにはかなり有効でした。相変わらず音楽の音質は度を越えてます。木々を見るとなんか怖いです。すごく規則的な模様になってて、全体が俺に反応して形を変えてるかのよう。
 やっと海につきましたが、チャラいやつらに絡まれてバッドになるのだけは避けたかったので、頑張ってなんとか人のいないところまで行きました。結構めんどくさいです。はやく横になりてー!って感じです。
 やっと人気のない砂浜まで来ました。ここからはもう余裕です。バッドなどありえません。海の美しさはなかなかです。ここに来るのは完全に正解でした。来るまでが恐ろしかったんですけどね。
 海を見ていると視界内に余計なものがありません。対称性が非常に高いです。雲、空、海。砂。完璧な画面です。余計な思考が生まれるはずがありません。
 幻覚剤でものに規則性や模様が見えるというのがありますが、何をみてもそうなるわけではありません(ハイドースではそうなりますが)。もともと規則性や対称性のあるものが、かなり美しく見え、ひび割れや雑草などが汚く、対称性が恐ろしく低い道路をみても、きたない揺れがあるだけで、美しさが増すどころか、大幅に醜く見えるくらいです。
 視覚効果を楽しむつもりならどこでやるかで大いに変わります。海はたぶん最上ですね。波の音も大変に美しいです。波音の数学的な規則性がハッキリわかるような感じさえします。低音から高温までがハッキリ分かれてます。波が喋っているかのように感じた時もありました。まわりに喋ってる人がいないか確認したくらいです。
 雲や海岸線には、数学的にもっともシンプルな式で表した、といった風に、素晴らしい対称性が見え、宇宙の数学に感嘆です。
 砂の一粒一粒の大きさもまた凄いものです。日常的には低画質な視界がHDになってるかのようで、砂浜のディテールの美しさはなかなかです。巨大でクリアな世界。
 日が沈んで暗くなり始めてから帰りましたが、先ほど言ったように、道路の汚さは半端ないです。海の後に見ると余計です。対称性がどこにもなく、規則性もないので模様が浮かび上がる場所もあまりない。帰りはつまらないですね。体に変な刃のしびれが走るのはずっと続いており、家についてもまだありました。そのあと全然寝れず、首に刃が当たっていて処刑されるような感じが中々取れず、少し気持ち悪かったです。

今回の教訓:バッドトリップは少しでもなりはじめを感じたらとにかく歌って逃げろ!考えるな。
海は美しい。


追加。海トリップその2 al-lad 250μg程度

 ユルユルでした。ethladがいかに長い+きつく、alladがいかに短い+ユルいかがはっきりわかりました。
と言っても、エスラドがバッドになる、と言っている訳ではありません。エスラドの評価を下げたくはないのでハッキリ言いますが、エスラドの方が多分好きです。
 今回のトリップは、前回とだいたい同じところに行きましたが、焦りも恐怖もほとんどなく(全くない訳ではないが)、結構リラックスできた上に、色んな思考でキチガイみたいに爆笑してたりしたので、全体的に楽しかったです。エスラドに比べ頭がもっとクリアで、もはやシラフに似た思考が出来たりするようです。
 雲を眺めるのがとにかくとても面白かったです。数学的な立体図形が規則的な式に従って動いているように見えたり、色んな形に見えたり。視界がとにかく広く感ぜられ、自分がなくなって視界だけがあるような感じになったりしました。
 波の音はとにかく心地よく、音楽を聞こうとは全く思えません。波は常に思考と結びついていたようです。何か思考をすると、その思考が勝手に進行し、頭の中で何らかの人物が喋ると、波の音がその声に変わっていたような感じです。
 さらに非常にクリアな閉眼映像。お馴染みのサイケ模様の他に、模様じゃない映像もあります。どういうのだったかは言葉ではあまり説明できませんが、ハッキリとした映像で、脳内で精製されているというのが中々信じられないほど、ハッキリしていて、曖昧なイメージではなく、ハッキリしたモノがあり、視線も動かせるんです。まぁこれは毎回起こる訳ではないですが。基本は模様ですかね。あと地面に寝て目を閉じると、俺を踏もうとしている先住民の足の裏みたいなのが万華鏡みたいにたくさん現れたり。足の裏のオレンジ色が広がります。顔もありましたね。多分そこまでディテールのあるリアルな顔ではなかったですが。これは特に不快感や抵抗も全くなく普通に感じました。何でも受け入れる気分です。
が、終わってから全体的に物足りないと思いました。おかしな話ですが、恐怖も欲しいと少し思ってたのかもしれません。あまりにうまくいくと、分子に対するリスペクトや畏怖の念がなくなってしまうので。
LSDはただの遊びになって欲しくはないんですよね。厳しい先生のようなものであって欲しい訳で、いつでも楽しい友人でいて欲しい訳ではないんですよ。

追記おまけ; 見えた閉眼映像の話。 閉眼映像は全く脈絡のない夢のようで、突然意味が分からないものが現れて笑うことがある。一度あったのは、イギリスの国旗。もしくはそれに近いもの。爆笑した気がする。他の国旗もあった気がするが覚えてない。あとはコカコーラのロゴ。コーラが好きなわけでもないのに笑 と言っても、そっくりそのままではなく、あくまで似てるものです。記憶が正しければ、コカコーラのロゴが壁のポスターにあり、なんか事務所みたいなかなりシンプルな部屋をやや低いアングルから見ていて、秘書みたいなのが一人低いテーブルの前に座ってて、カメラ(視界)がカーブしながら移動しているのがあった。あれは何だったんかね。こういう映像は2ヒット必要で、1ヒットではせいぜい平面な模様くらい。私がよく見る模様は黒背景に三色が浮いてる感じだった気がする。決まった色で、組み合わせは覚えてないが緑赤紫とかそんな感じで、同じ形が三色で存在してる感じ。それとも4だったっけ?DXMでは色がないが(大麻、MDMAも色がなく、ほぼ黒)LSD系では色の模様が見える。一度あったのは三色プラス白の模様で、白が歯に見えた。歯がたくさんあるように見えて、笑えるようで笑えない、なんだこの古いディズニーアニメの入れ歯?(笑)何度目をつぶっても歯がたくさんあった時は変な気分になった。





 美術館トリップ!? ALD−52 約40〜50?μg

 そうです美術館トリップです。一昨年ですね、東京旅行した時、新国立美術館行ったんですが、とにかく絵画がすごすぎて超興奮しましたね。でそれは確か初めてLSD系をやった翌日くらいだったんですが、ここでやればよかった〜なんて思ったりしたものです。
 LSDですごいアートを見たらもっと凄いでしょうからね。
 というわけでその翌年、今からすれば去年、また新国立美術館へ行ったんですが、お財布の中に例の合法LSDアナログがあったんで誤飲してみました(笑)。
 ちなみにそれ持って普通に飛行機乗りました(笑)
 内容はALD−52。一枚が100μgで、小さく切ってたやつを2つ持ってきて、本来別々の日にやろうかと思ってたんですが両方行っちゃいました。二つ合わせてまあ一枚の半分行くか行かないかくらいの量です。
 少ない量ではありますが、公共の場でやるなら弱い方がいいだろう!と。少し経験を積んだんでちゃんと安全にやるようになったわけですね(笑)
 ALD−52は何かというと、アナログの中では多分一番LSDに近い?という。でもだからイイとかいう事は無い。それはどうでもいい。体内でLSDに代謝されるという説もあるが、確実な証拠は無いらしい。私の好きな他のLSDアナログ、AlladやEthladに比べると、少し視覚効果がしょぼい。フルの一枚やるとAlladでははっきり模様が見えるが、ALD52では、ん〜あるか?ってくらいである。まあバリエーションとしてやってみた。人によってこっちがどうだとかの意見は違う。

 美術館で効果が効き始めてくるとなんというか、予想はしてたけど不愉快と不安感が登ってきた。肌の感覚が変わるのもやはり変に感じる。一度トイレに退避した。ウンコした。いつも効き始めにウンコが出るので。で、シラフがよかったなあと後悔してきた。
 後悔の念は物理的に勝手に感じるようなもので、本当に後悔してるわけでは無いと思う。(じゃあ感情ってなんだ?って話になるけど。)サイケをやる人は皆そうらしく、やはり最初に後悔がくることがあるが、だいたい最初だけなので、耐えれば大丈夫だ。かなり楽しいトリップでもなぜか最初は後悔したりするものだ。それは分かってたので、なんとか力を振り絞ってまたアートを見に行った。
 一階でメインの展示があり、ほとんどの人はそれ目当てで来ていたが、私は興味がなかった。私は二階三階の絵画彫刻がメインだ。しかし全体の感想としてはこの時より前年の絵画の方が凄かった。
 気になったのはつまらない女性モチーフが多かったこと。なんか美人でも無い人がいて、背景があって、って感じ。あとスマホがいくつもの絵画や彫刻で登場して、なんでスマホがアートに干渉するのよ!マジで社会の毒だなあ。とガッカリした。

 で絵画を見るとどうか?うーむ。確かにかなり細かいところまで集中して見れる。しかし逆に短期記憶力が下がっているので、さっき見たものを結構忘れたりする。シラフの方がいいのでは?
 やはり同じアートをシラフで何度も見ていて既に知っていて、それをサイケで見るとすごいんだと思う。知らない美術館でいきなりサイケをやっても、あまり吸収できないような気がする。
 まあ入れてる量は少なかったんで、ぶっ飛んでたわけではなかったですが。
 色彩豊かな絵はやっぱりいいですね。もっと色が強調されて見えます。具体的に覚えてるやつは少ないですが、確かにシラフの鑑賞とは違う面白さはあったかと。
 絵画を見終わったあと彫刻のフロアに行きましたが、ここが凄かったです。まず入った瞬間、
 
なんだこの異様な空間は!?!?!
シラフで見ても異様なのかな?とにかく、人の形をした像が大量にあるのが異質すぎて怖いような、笑えるような、どっちかは知りませんけど。多分両方。
 で、幻視レベルは大したことなかったんですが、それでも時たま像が生きてるような感じがして大変面白かった。
 美術館トリップのいい所があるとすれば、ものをじっと眺めていてもおかしな目で見られない事ですね。ただのアートを鑑賞してる人にしか見えないので、好きなだけものを眺めれます。これは外ではちょっとしにくい。
 周りの客を見ると、皆すごいスピードで入っては出てって、全然作品見てなくね?って思った。何度も来たいと思いましたね。やはり一回で吸収しきる事はできない。見れば見るほど世界は発見がある。
 人型じゃない彫刻のエリアに行き、じーっと眺めてました。ほとんどの作品は覚えてませんが、長時間眺めてたやつを二つだけ結構はっきり覚えてます。そのうち一つはなぜかけっこう動いてるように見えた。
 で疲れてついに出ました。かなり長時間鑑賞していて、多分その日の客で一番長くいた?とも思える。

 が問題はここからです。LSD類はとにかく効果時間が長いのでまだまだトリップが終わらない!(笑)
 どこで何をするか全く考えてません。馬鹿かな、事前予定もなかった。今から考えるのはできないし、適当に散歩する事に。
 不運か、ちょうどピンポイントでその日、トランプ来日のせいで警察がそこらじゅうに立ってたので、同じ道路を往復したりするだけで怪しまれてないか少々不安に。適当に歩いてたらなぜか国会議事堂周りに来た。
 ちょっと音楽を聞いたりしましたが、ここで例のアレです。エゴの崩壊現象。自分が誰なのかよく分からなくなりました。恐怖はないですけど、ただ自分がなんなのかよく分からなくなりました。人って何?みんな演技して生きてるでしょ。場所によって人格使い分けてるでしょ。本当の、自己の本質はどこにある?ないじゃないか!俺は何をしたいんだ?…旅行で馴染みのない場所を歩いてるのでますます自分がどこで何してるか分からない。
 で、失恋の事を思い出してかなりきつい気分に。あと、休みを取って旅行している事になぜか罪悪感を感じ始めました。シラフだとアホくさいけど。おかげでローは翌日も続き、むしろ翌日の方が自分が何か分からなくなったような。
 終わってからはけっこう後悔しましたが、時間経ってから思い出すと特に悪いトリップでは無かったと思う。特に美術館は行ってみたかったんで。しかし精神が安定していた時期とは言えないので、セット&セッティングは万全ではなかったと言える。なのでたかが少量でも意外と嫌な目にあった。これが終わった時は、前のデストリップより嫌な気分だった。(というかデストリップは終盤神秘体験したんで基本的にローにはならんかった)これが終わった時は、もうサイケやりたくないってくらいだった。
 100−200くらいの量でアートを見たらかなり凄いでしょうけど、信頼できる付添人がいないとダメでしょうね。
 家で、画像を見るのなら簡単ですし、やったことあります。2ヒットした時絵とかを見ると本当に凄いです。でもパソコン画面ってなんかしょぼいでしょ。実物の大きな絵画や彫刻の方がはるかに迫力がある。