Maps of the Psyche 精神の地図

ユング心理学や宗教学、向精神物質など様々なアプローチで精神を探求します。 当ブログは違法薬物や、あらゆる向精神物質の所持、使用を勧めるものではありません。

 生きる意味アンケート 回答数98票 回答してくださった皆様に感謝いたします。 ・生きる意味を感じますか(四択) 感じる 28.6% どちらかというと感じる 19.4%  どちらかというと感じない 29.6% 感じない 22.4% 以降の質問は「感じる」「どちらかというと感 ... もっと読む

 以前に、ユングの「心理学と錬金術」をレビューする記事を書きましたが、その記事ではあまりに錬金術の説明が不完全だったと思えます。今回は、錬金術というものをもっと理解できる形で紹介するのが目的です。 主な参考文献はF・S・テイラーの「錬金術師」(人文書院)で ... もっと読む

 夢に関する雑文集です。 1ー夢の超記憶 超記憶夢と呼べるようなものを見ました。フロイトは、「夢判断」で、夢の中には本人(の意識)が覚えてないようなことが出てくることを報告したが、私はまさにそれを経験した。 最近ジンギスカンの歌に興味があって、それがもとも ... もっと読む

 二項対立の超越としての中道 我々は現実世界のことをほとんど知らない。我々の脳は言語を通して、世界を単純化して理解している。 我々はものごとに言葉と概念を当てはめて、ものごとを理解しやすいように一般化していく。細かい不規則的なものを無視する。そうでもしな ... もっと読む

  序 今回の記事は野心的な内容になります。多岐に渡る内容を攻めることになるので書ききれるかどうかは分かりませんが、結論を最初に、単刀直入に書くことから始めようと思います。  この記事では私はユングの「個性化過程」と、大乗仏教の悟りの本質について考えます ... もっと読む

 点の悟りと線の悟り    仮に悟りが二種類あるとして、それを「点の悟り」と「線の悟り」と呼んで考察してみることにしたい。 点の悟りは「小乗の悟り」、線の悟りは「大乗の悟り」と言い換えても良いかもしれないが、あえてそのような言い方はしないでおこうと思う。そ ... もっと読む

 序 精神科批判です。  私は薬物療法のない時代に、本気で患者のこころと向き合って治していった医者たちの著作を何冊も読んでいるので、現代の投げやりな薬物療法にはかなりの批判的意見を持っています。 私は精神科通院者へ満足度のアンケートを取ってみました(これ ... もっと読む

 今回は統合失調、ボーダーライン(BPD、境界性パーソナリティ障害)と解離性障害の三つの精神疾患を軽く解説し、そのサイケとの関係を考えてみます。 これらの精神疾患は巨大なトピックなのでこのいち記事では語り尽くせません。関心がある方は以下の書籍を強くおすすめし ... もっと読む

 寄せ集めの雑文集です。 一つ一つ独立した内容なので小見出しで読みたいものだけを選ぶこともできます。1 現代の問題 自由と"豊かさ"の代償は、爆発的なアイデンティティの危機と精神疾患の急増であった。 近代的自我の誕生とともに"自分の部屋"ができ、プライバシー ... もっと読む

 エゴデスと統合失調の関係について聞かれたことが何度かあります。サイケデリックスによる自我の崩壊(エゴデス)は統合失調に似ている部分があります。 (狭義のエゴデスは基本的には神秘体験だとされており、トリップする者の一部しか経験しませんが、広い意味でのエゴ ... もっと読む

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